【論文解説】左脚領域ペーシング ガイドラインを元に考える【論文解説】

N Engl J Med.  2024 Feb 1;390(5):442-454. doi: 10.1056/NEJMra2308353.
Cardiac Implantable Electronic Devices

2024 年 JCS/JHRS ガイドラインフォーカスアップデート版 不整脈治療

今回の抄読会では、過去の文献・最新のガイドラインを元に、左脚領域ペーシングを考察しています。

埋め込みデバイスの進歩により、徐脈性不整脈や心機能低下に対して様々な埋め込みデバイスが登場しています。
デバイスに関しては、メリット・デメリットがあり、その一つにペーシングによる心機能低下が、解決されていない問題の一つです。
リスクは、高齢、AF、心機能低下例などで、ペーシング側の問題として高い右室ペーシング率です。

デバイス側としては、このような心機能低下に対して生理学的ペーシングが登場しています。当初はHIS束ペーシングが行われていましたが、いくつかの問題から現在は『左脚領域ペーシング』がトレンドにもなっています。

生理学的ペーシングに関しては、NEJMではEF低下を伴ったAVBでは生理学的ペーシングを推奨されています。
心内電位をモニタリングしながら、左脚領域にリードを挿入します。
合併症として、心室中隔穿孔、稀に冠動脈損傷のリスクがあります。

今後は適応拡大が期待されています。

発表後の討議としては、以下のポイントで議論されました。
・AVBに関しては左脚領域ペーシングが基本が良いであろう
・SSSに関しては、現在も一定の見解ないため、ケースバイケースで
・合併症に関して


発表者:新里先生
文責:吉岡

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