【ロングインタビュー】医師とボウリングで高みを目指す二刀流ドクター!

今回は、循環器内科のドクターでありながら、ボウリングで国体の佐賀県代表としても活躍されている枝吉先生にインタビューしました。どのようにして二刀流生活を送っているのでしょうか?

目次

循環器内科医を目指すきっかけは?

ー枝吉先生はどちらの出身出身でしょうか?
ずっと佐賀で高校も大学も佐賀です。

ーそうなんですね、医者を志したのは、いつくらいからですか?
小学校5年の時に、家族の病気がきっかけで医者になりたいと思い、それからはずっと医者の道を目指しました。これと決めたらやり続ける性格で、今に至ります。

ーどの専門を目指されたのですか?
脳の分野が面白そうだったので、研修医のときに神経内科に興味を持ちました。その中で、脳卒中の原因として不整脈(心房細動)が多いことを知りました。

次に研修医として循環器内科をローテートした際に、山口先生はじめ不整脈グループの先生方と出会いました。最先端の研究に取り組む皆さんの姿を目の当たりにして、この分野であれば自分のやりたい研究が出来ると思ったんです。勉強の中でも循環器は面白いですし、治療・手技も魅力的です。

そうやって専門を決められたんですね。循環器内科で何年目ですか?
佐賀大学のドクターとして好生館で1年経験し、佐賀大学に異動して、循環器内科で2年目です。

好生館から佐賀大学に戻られた理由はありますか?
『臨床と研究がしたい』という想いが強かったです。臨床として経験を積みたいことと、研究がしたいと言う両方を叶えられるのが佐賀大学でした。

佐賀大学で働く魅力とは?

ー佐賀大学で働く上での魅力はどのようなことですか?
教育、研究がしっかりしている事ですね。佐賀大学は指導員の先生もたくさんいて、臨床もしっかりできるバランスがとれているところです。他には、いろんな診療科があり、それぞれの診療科の先生がいて、連携が出来る事も魅力です。

あとは、マンパワーが充実していて先生が多いところです。例えば、当直体制がしっかりしている点ですね。佐賀大学では、ICUの先生も24時間常駐しており、オンコールの循環器内科医も2名体制で充実しています。

ーそれは患者側としても安心ですね。非常に良いキャリアを進んでいらしゃると思うのですが、将来の同様なドクターになりたいのか、理想を教えてください。
臨床か研究か開業か決めきれていないですが、研究を続けていきたいと思っています。

ー研究のビジョンはありますか?
理想の研修の道のりは長いですね。理想は心臓の筋肉がなぜ悪くなるのかを解明したいです。機序を解明できれば、創薬まで可能となるかもしれません。

まずは、顕微鏡レベルから電子顕微鏡・遺伝子を解析している山口先生の研究チームの一員として、活躍していきたいと思っています。

ボウリングでも佐賀県を代表して活躍中!

ードクターとしても、忙しく活躍されているなか、ボウリングの実力もプロ級とうかがっております。
はい、ここが面白いところだと思います(笑)。確かにボウリングの腕はプロ級ではあります!でも、医師の仕事があるので、アマチュアとして活躍しているんです。

実績としては、昨年の西日本選手権で優勝、今年も優勝したので二連覇を達成しました!参加者数200名弱。予選を勝ち抜いた200名なので、実際にはもっと多くの方が参加していると思います。

昨年の栃木国体では、団体7位で、個人では全国5位に入賞しています。国体は県団体は4人一組で、地区大会を勝ち抜かないと出られないんです。国体はプロも出るので、とてもきびしい戦いなんです。

ープロも出場する大会で、このような成績を残しているなんて、まさに二刀流ですね!
はい。同学年が大谷昇平なので、二刀流と言われたりします(笑)

ーライフワークバランスが凄すぎるのですが、トレーニングのスケジュール管理などどのように調整されているんですか?
実は、スケジュール管理は苦手なほうで、バッティングしたりしています。ですので、今後の課題で、出来るだけ時間を効率的に使う意識をしています。

ードクターの仕事は忙しいイメージですが、ボウリングとの調整はうまく出来ていますか?
ここも佐賀大学で働く魅力だと思います。佐賀大学は医師のマンパワーが多いですし、職場も、野出先生や山口先生も応援してくださっていて、融通をきかせてくださいます。本当に感謝しています。

ーボウリングで目指している事は何でしょうか?
まずは来年の佐賀国体での優勝です。天皇杯獲得、全国一位を目指しています。

ー全国一位をとるために、なにか課題はありますか?
経験が足りないので、経験することが必要だと思います。あとは専門的なことを一つ一つ片づけていくことです。例えばフォームの安定もそうです。スマホで撮って研究しているのですが、理想のフォームではないんです。課題はいっぱいです。極め続けて、ある程度までは来たと思いますが、まだ道半ばですね。

佐賀での暮らしについて

ー枝吉先生はずっと佐賀で暮らされていますが、佐賀の暮らしやすさについて教えてください。

佐賀の一番の魅力は『平和なこと』だと思いますね。治安がいいです。水害を除いて災害も少ないですし、ある程度の利便性があります。佐賀市内で何でも揃うし、福岡にも行きやすいです。商業施設が多いので、生活するうえで困らないですね。ボウリング場もあるし。今も、ボウリング場から取材を受けているんですよ。

現在、佐賀のボウリング連盟があって理事をやっています。子供たちにもクラブの仲間として指導したり、イベントの運営などに携わっています。佐賀のボウリングがもっと盛り上がっていけばうれしいですね。

ありがたいことに、多くの方に応援してもらっていますので、医師もボウリングも頑張っていきます!

おわりに

枝吉先生の医療に対する想いとボーリングに対するストイックさが伝わったインタビューでした。そんな枝吉先生を公私ともに支え、成長させる環境を作れているのが佐賀大学医学部循環器内科の魅力ですね。めざせ!ボーリング日本一!そして医師としての成長も応援しています!

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この記事を書いた人

【佐賀大学医学部循環器内科ドクター】

佐賀大学医学部循環器内科に勤務するドクターが、心臓にかかわる病気のよくある事例や予防をブログにて執筆しております。少しでも皆さんのお役にたちますように。

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