病気の特徴– category –
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抗凝固薬を続けられない心房細動の患者のための新たな治療法【経皮的左心耳閉鎖術】について
【心房細動をお持ちの方の“脳梗塞”の問題】 心房細動をお持ちの方の問題の一つに、心臓の中の “左心耳” と呼ばれる部分に血の塊(血栓)ができてしまい、脳梗塞を含めた全身の塞栓症を起こしてしまう危険性があります(詳しくは「心房細動の話〜原因から... -
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)について
【コレストロールとは】 健康診断の血液検査に必ず含まれている項目で「コレステロール」というものがあります。心臓病や脳卒中を引き起こす指標として知られており、「コレステロールが高い=悪いこと」というイメージがあります。しかし、本来コレス... -
TAVI-Transcatheter Aortic Valve Implantation
【TAVIについて】 TAVI(Transcatheter Aortic Valve Implantation)とは経カテーテル大動脈弁留置術、つまりカテーテル(細い管)を使い人工弁を留置するという弁膜症(大動脈弁狭窄症)の治療法です。これにより胸を大きく開くことなく、心臓を止めずに... -
ペースメーカーについて
【ペースメーカー治療の必要な不整脈について】 心臓は24時間365日休むことなく規則正しく動いています。そのリズムを作っているのは右心房の上の方にある洞結節です。洞結節から出た命令は心房から房室結節という中継点を通り心室へ伝わり心臓が拍動し... -
閉塞性動脈硬化症について
【閉塞性動脈硬化症とは?】 動脈硬化は血管の壁にコレステロールなどが沈着し、血管の内側が徐々に狭くなり(狭窄)、詰まってしまう変化です。動脈硬化は全身の動脈に生じますが、腹部大動脈を含めた四肢への動脈(特に下肢動脈)に起こったものを、閉... -
心房細動の話〜原因から治療まで
【心臓の構造】 心臓は4つの部屋で構成されています。左右の心房と左右の心室です(図1)。左心室が全身に血液を送り出すポンプの役目をしています。安静時の正常な心拍数は60〜90回/分程度ですが、この心拍数は右房にある洞結節というペースメー... -
心臓弁膜症と「大動脈弁狭窄症」について
【心臓弁とは?】 心臓は体中に血液を循環させるポンプの役割があります。「心臓弁」は血液の流れを一方向に維持し、逆流を防止するためにあります。心臓の中には4つの弁があります。 「大動脈弁(だいどうみゃくべん)」=左心室と大動脈弁の間にある「... -
静脈血栓塞栓症とは?
【静脈血栓塞栓症】 静脈血栓塞栓症とは、主に足の静脈にできた血の塊(血栓)が、血流にのって肺の動脈に詰まる病気です。血栓の場所によって、以下の2つに分けられます。 深部静脈血栓症(しんぶじょうみゃくけっせんしょう) 足の静脈にできた血栓... -
心不全の予防 ~塩と心不全の関係
【心不全とは・・・】 心不全とは「心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気」です。心臓の病気なら命に関わるだろうと思われる反面、進行性であることやいくつかの癌と同等の予後であることはあまり知られていま... -
虚血性心疾患の話
【労作性狭心症 / 無症候性心筋虚血】 画像提供:インフォームドコンセントのための心臓・血管病アトラス 「狭心症」とは、心臓に血液を送っている血管(冠動脈)が狭くなり、心臓の筋肉に十分な血液が届いていないために生じる症状のことです。 多く...
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