ドクターインタビュー:松崎先生

–なぜ、循環器内科を選んだのですか?きっかけや決め手があれば、教えてください。
私は研修医時代、循環器疾患の患者さんが劇的に回復し社会復帰される姿を目の当たりにし、そのダイナミックさや緊急性に強く惹かれました。また、循環器内科は幅広い知識と高度な技術が求められる分野であり、常に学び続けながら自分自身を高めていきたいという思いが進路を決める大きなきっかけとなりました。

–佐賀で働くことを選んだ理由があれば、教えてください。
当初は母校のある福岡に戻る予定でしたが、シーリングの影響で県外で働く必要が生じました。これをきっかけに自分の進路を改めて見つめ直し、様々調べていく中で佐賀大学医学部附属病院が目に留まりました。

地方の大学でありながら心房用リードレスペースメーカー留置や心房筋生検による心房細動の組織学的評価、遺伝的素因に基づくアブレーション後の予後研究など最先端の治療や臨床研究に積極的に取り組んでいる点に強く惹かれ、「ここでなら自分をさらに成長させることができる」と感じ、佐賀で働くことを決めました。

–実際に入局してみて感じた、医局の雰囲気や人間関係はどうですか?
医局全体に温かさと風通しの良さがあり、その心地よい雰囲気を日々実感しております。上級医の先生方やスタッフの皆さまも非常に気さくで、些細なことでも気軽に相談でき、困ったときには迅速にサポートしていただけるため、安心して業務に取り組むことができています。また、日々の業務では活発な意見交換が行われており、互いに刺激し合いながら成長できる関係性が築かれている点も大きな魅力です。このような恵まれた環境で働けることに心から感謝しております。

–研修内容や教育体制について、特にいいと感じる点はありますか?
専攻医向けの勉強会やハンズオンセミナーが頻繁に開催されており、教育プログラムも大変充実しております。循環器内科医として必要な基礎基本を一つひとつ丁寧に学ぶことができ、手応えのあるスタートを切ることができたと強く実感しております。

–現在、どのような分野に興味がありますか?将来的に目指していることがあれば教えて下さい。
患者さんが元気に社会復帰できるカテーテル治療に強い関心を持っており、なかでもPCIやアブレーションについてより深く学び、専門性を高めていきたいと考えています。また、医学研究への興味から医師を志した経緯もあり、将来的には臨床だけでなく研究にも積極的に取り組みたいと考えております。具体的な研究分野についてはまだ検討中ですが、臨床と研究の両面から医療に貢献できるよう、今後も研鑽を積んでいきたいと考えております。

–循環器内科に興味のある研修医や医学生に一言メッセージをお願いします!
循環器内科は命の最前線で患者さんの人生に寄り添える、非常にやりがいのある分野です。与えられた環境を最大限活かすことで自分自身の成長につながり、多くのチャンスが巡ってきます。少しでも興味のある方は是非一歩踏み出してみてください。一緒に循環器の世界を楽しみましょう!

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この記事を書いた人

【佐賀大学医学部循環器内科ドクター】

佐賀大学医学部循環器内科に勤務するドクターが、心臓にかかわる病気のよくある事例や予防をブログにて執筆しております。少しでも皆さんのお役にたちますように。

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