論文採択のお知らせ(2022.4)

白木先生と木塚先生(現在アメリカオハイオ州のNationwide Children’s Hospitalに留学中)が貢献された論文が、Scientific Reports誌に掲載されました。

A novel soluble epoxide hydrolase vaccine protects murine cardiac muscle against myocardial infarction

Takahiro Kitsuka, Aya Shiraki, Jun‐ichi Oyama, Hironori Nakagami, Atsushi Tanaka, Koichi Node

Scientific Reports, 2022 Apr. 12: 6923

Nature
A novel soluble epoxide hydrolase vaccine protects murine cardiac muscle against myocardial infarcti... Myocardial infarction is still a life-threatening disease, even though its prognosis has been improved through the development of percutaneous coronary interven...

抗炎症作用・抗血栓作用・血管新生作用を有するEET(エポキシエイコサトリエン酸)を分解する酵素である可溶性エポキシドヒドロラーゼ(soluble epoxide hydrolase: sEH)に対するワクチンを開発しました。心臓疾患にワクチンで予防治療を行う方法であること、これまでに製品化できていなかったEETに着目した製剤であることの2点が新しい点です。

このワクチンを投与することにより、ラットの心筋梗塞モデルにて心臓の側副血行路を増加させ、心筋梗塞の範囲を対照群と比較すると縮小させることを明らかにしました。

この機序として、可溶性エポキシドヒドロラーゼに対するワクチンを投与することで、血中のEET(エポキシエイコサトリエン酸)の濃度を高めることにより、血管拡張作用、抗炎症作用、血栓抑制作用、抗血小板凝集抑制作用、血管新生作用などにより心筋梗塞を改善したと考えられます。

狭心症や心筋梗塞等の虚血性心疾患や心筋炎等の心不全の治療と予防に有効である可能性があります。

本研究はJSPS科研費 19K17569の助成を受けたものです。

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